不動産購入前に知っておきたい用途地域
不動産を購入するときには周辺の用途地域を調べておきたい
土地にはそれぞれ使用できる建物の種類やその土地の用途をまとめた「用途地域」というものがあります。一軒家を購入する際に用途地域が問題となることはほとんどありません。しかし周辺の土地の用途地域がどう設定されているか知っておくことによって、目の前に高層マンションが建つ可能性などをあらかじめ知っておくことができます。
そもそも用途地域とは何か
用途地域を定めているのは自治体です。市長や知事などが地域的な事項の決定者となります。自治体や広域行政などの都市計画に合わせて用途地域を設定します。例えば、駅周辺や幹線道路の周辺などは商業地域に設定されていることが多く、建築物の高さも高くなる傾向にあります。反対に郊外などの場合、制限の強い用途地域に設定されているため、建築物の高さが低くなる傾向にあります。こうした用途地域を調べることによって将来的にその土地にどのような建築物が建設されるのかということを想定することができます。
周辺の用途地域の何を確認しなければならないか
不動産を購入して住宅を建てる場合もしくはすでに建築されている場合に、自身の購入する土地の用途を確認することは当然ですが、周辺の用途地域も確認しなければなりません。
例えば自宅のすぐそばにカラオケ店やパチンコ店などが建設されたらどうでしょうか。交通渋滞や、ごみの問題、騒音問題などその周辺に住んでいる人にとって大きく生活環境を損ねることもあります。カラオケやパチンコ店というのは住居地域の第二種・準住居、商業地域、工業地域であれば建設することができます。周辺にそうした用途地域に設定されている土地があればカラオケやパチンコ店などの建築物が建つ可能性もあるのです。
周辺に建つ建築物の高さも重要
また日当たりや景観などの問題もあるでしょう。用途地域の住宅地域には低層住居専用と中高層住居専用のものがあります。それぞれの第一種と第二種があり、第二種の方が規制が厳しくなります。中高層住居や商業住居などの場合、一戸建てと比べて高い建築物が建つことがあります。特に商業地域や工業地域の場合延床面積や建築物の高さに対する規制が緩和されているため、高層マンションなどが建つ可能性があります。自宅の周辺は比較的建築物の高さも低いものの、自宅から少し離れた場所に高層建築が多く建ってしまうという状態では景観や日当たりなどで問題が発生する可能性もあります。
住宅の購入というのは一生に何度もするものではありません。特に一戸建ての場合には買い替えて別の場所で生活するという人は少ないでしょう。周辺の建築物で折角のマイホームが台無しとならないように、マイホーム購入の際には周辺の地域の用途地域を確認しておくことも重要です。









